今年のプロ野球で楽しみにしていることがある。TV放送40周年を迎えた大人気アニメ「機動戦士ガンダム」と12球団コラボが実現することだ。1月に実施が発表され、12球団イメージカラーの限定ガンダムプラモデルが発表された。各球団が主催試合でコラボデー実施を発表するなど、徐々に広がりを見せる中、時代を先取る球界屈指のニュータイプ球団ソフトバンクもいち早く動いた。

ソフトバンクは5月2~4日の3試合でイベントを実施する。先日、プラモデル付チケットの販売を開始したが、先行発表されたガンダムだけでなく、ファン心をくすぐる機体が登場した。「ガンキャノン 甲斐拓也モデル」だ。驚異の盗塁阻止で「甲斐キャノン」の名を定着させた甲斐拓也捕手と、ガンキャノンが夢の合体を果たした瞬間だった。12球団イベントながら、ソフトバンク独自の色を出し、全力で乗っかる遊び心が憎い。

甲斐は昨年の日本シリーズでMVPを取り、飛躍的に知名度を上げた。球団関係者は「甲斐選手が刺せば、柳田選手の打撃に負けないくらい球場も盛り上がる。守備の時間にファンの楽しみが増えるというのは非常にありがたいことです」と力説。オフにはガンダム風ロゴ入りのタオルなど「甲斐キャノン」グッズも販売した。今季は打撃にも磨きをかけ、パワーアップを予感させる甲斐。ガンダムコラボとともに、スター捕手へ歩む道のりも楽しみだ。【ソフトバンク担当 山本大地】

ガンダム・ソフトバンクバージョン
ガンダム・ソフトバンクバージョン