プロ野球番記者コラム

オープナー成功ならずもラミレス監督は前向きな姿勢

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

データを重んじる指揮官ならではの考えが、そこにはあった。DeNAは21日広島6回戦(マツダスタジアム)の先発投手に、リリーバーの国吉を起用。初めて「オープナー」を採用した。聞き慣れない方もいるだろうが、メジャーでは近年積極的に用いられ、「クローザー」と対比される。救援投手を先発で起用し、2回以降に本来の先発投手につなぐ形式のことだ。メジャーでは初回に失点するケースが多く、先発投手の立ち上がりの不安を和らげる効果も期待できる。

21日、DeNA先発の国吉
21日、DeNA先発の国吉

ラミレス監督は「昨年12月ごろから、頭に描いていた。チームにはアナリストがいて、投手コーチにも相談して」と経緯を明かし「もちろん、これは勝つため」と強調した。

何故、このタイミングだったか? 日程と先発投手の戦績が大きな理由と考えられる。翌22日は試合がないため、ブルペン陣を多く注ぎ込める。また、従来だったら先発としてスタートを任せるはずだった京山のイニング数も関係しているという。開幕からローテを回ってきたが、これまでの3試合は全て5イニングを待たずして降板している。ラミレス監督は「彼はこれまで長いイニングを投げていない。オープナーをやることで、彼が終盤まで投げて、勝ちを得られる可能性もある」と説明した。

試合は国吉の初回4失点が響き、敗戦。結果的に「成功」とはならなかったが、ラミレス監督は「もちろん継続していく」と前向きな姿勢を示した。「みなさん分かっていると思うが、私はデータを大事にする」と口癖のように言う指揮官。試合が予定されていない前日の試合は今後も「ハマのオープナー」が見られる可能性が高い? 【DeNA担当・栗田尚樹】

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