プロ野球番記者コラム

ファン戸惑わせる対応 残念ソフトバンク球団の視線

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム:CATCH!!>

新型コロナウイルスが列島に猛威を振るい始めた。ホークスの地元福岡でも感染者が確認されるなど、全国的に恐怖が広がっている。球春に大きな影を落としてもらいたくはない。早期の終息を願うばかりである。

紅白戦でバレンティンは左前安打を放ち笑顔を見せる(撮影・梅根麻紀)
紅白戦でバレンティンは左前安打を放ち笑顔を見せる(撮影・梅根麻紀)

宮崎でキャンプを張るソフトバンクも20日、ようやく感染予防の対応を発表した。12球団最後の自粛対応である。午後3時すぎに球団リリースが出た。宮崎キャンプ、本拠地ペイペイドームでのオープン戦時のファンサービス自粛などである。濃厚接触を避けるためにファンへのサイン、ハイタッチ、握手、写真撮影、プレゼントの受け渡しなどを当面、自粛すると記されている。本拠地オープン戦でも、名物のジェット風船の販売中止も決定した。詰めかける来場者のことを考えれば、自粛決定が遅かったのかどうかは難しい問題ではあるが、ただ「ファンファースト」の視線が漏れてしまったのは残念である。

20日からチームは「自粛」した。19日夜に全体ミーティングでチームに伝達されたが、球団の正式発表は20日の午後になってから。キャンプ地・生目の杜(もり)には掲示物もなければ、ファンへのお知らせもなかった。今まで通りの対応を期待するファンにしてみれば一夜にして対応が激変し、戸惑いも多かったろう。事情を知らず警備員に詰め寄るファンの姿もあった。

「(自粛は)残念ですね。ファンのみなさんに直接サインはできなくても、抽選で当たった人にサインを配布するなど、できることを僕たちも考えていきたい」。野手最年長の高谷は申し訳なさそうに言った。

ファンあってのプロ野球であり、球団あってのファンでは、対応に不備が生じてしまう。

【ソフトバンク担当 佐竹英治】

紅白戦でリチャードは左越えに本塁打を放つ(撮影・梅根麻紀)
紅白戦でリチャードは左越えに本塁打を放つ(撮影・梅根麻紀)

おすすめ情報PR

野球ニュースランキング