毎日、暑いですね。お疲れさまです。3日に大阪から広島に移動しましたが、当然、どちらも負けずに暑い。阪神も広島も暑さに負けずに頑張れ。

 うだるような毎日、阪神ファンには少しスカッとする存在が表れました。

 ルーキー江越。阪神にはあまり見られないフルスイングで強烈な当たりの本塁打を放つ姿は虎党ならずとも本当に気持ちがいい。特に7月29日のナゴヤドームで放った同点4号ソロは思わずのけぞってしまうほどのライナー。こういうのを待っていたんや! と感じですな。

 最近、現場で虎番記者と雑談していたときのことです。物忘れがやや多くなってきて、つい、忘れるコトが多い。江越の話題を何げなくしていたそのときもそうでした。

 「江越って高校はどこやったっけ?」という私に同業他社の若い記者は優しく教えてくれます。

 「海星ですよ。長崎の」。おお。そやった。

 「海星といえば、平田ヘッドコーチもそうやけど、オレ世代ではサッシーやな~。やっぱり」

 そう言う私に彼は「え? さっしーは違うでしょ? HKTは福岡だし?」とけげんな顔をします。

 「ん~?」

 そこで理解する。ああ。あのAKB(グループ)のね。違うがな。サッシーって言うたら酒井圭一という投手がいたでしょ。昔に。76年のヤクルトのドラフト1位。

 「ああ。そういえば。知っていますね」

 まあ、これがジェネレーションギャップというやつでしょうか。彼の名誉のために言えば、知識と発想は違いますからね。こればかりは仕方ない。

 「でもなんでサッシーって言うんですか?」

 「そら、キミ、昔はなんでもそうやがな。ネッシーにクッシーに、サッシーやがな」

 「???」

 ここで心配になった。江越はサッシーを知っているのか?

 「もちろん知っていますよ」。練習の合間、大汗をかきながら何を聞くのという顔で答えてくれた。

 よかった~。ということで「エゴッシー」というのはどうですか? 定着しそうにないですか。