交流戦真っただ中の阪神、今週は日本ハムとの対戦で昨年は足を踏み入れなかった札幌ドームへ登場します。言うまでもなく北海道・札幌と言えば、海の幸を食べてススキノで飲んで…と出張したい街のトップを福岡と争う場所。すっきり勝って街に繰り出すとなれば理想的ですが。

 しかし最近、北海道と言えば世の人の心を複雑にさせた「男児置き去り」の出来事がありました。しつけを巡っていろいろな意見があるでしょうが、なかなか、難しい。子を持つ親なら考えさせられるところです。とりあえず、男児が元気に見つかってホッとしたのが一番です。

 阪神にもホッとしている選手がいます。その男児と同じ名前を持つ大和。男児が発見された3日は仙台から甲子園へ移動してのゲームでした。

 「同じ名前ですしね、周囲からしょっちゅう言われるんで自分でも気にしていました。見つかってよかったですね」。そう笑顔を見せました。同時に意外な? 話も口にしました。

 「ボクもきのう行方不明になったみたいです」

 2日の楽天戦、本拠地・コボスタ宮城での試合前、一部の野手陣は室内練習場で打ち込みを行うことになっていました。メーン球場でウオーミングアップを行った後、そちらに移動して行うという段取り。

 大和も打ち込みのメンバーに入っていましたが、なかなか姿を見せない。室内練習場にいた浜中打撃コーチらが「おかしいな?」と言い始め、結局、トレーナーが周辺を探し、最終的にロッカールームにいた大和を呼びにいったそう。

 「室内練習場の場所が分からなかったんで。どうしようかと思っていたところに来てもらったんですけどね…。こんなことはあまりないんですけどね」

 もちろん北海道の男児の話とは違って笑い話ですが、阪神ナインからすれば慣れないパ・リーグの球場で戦う交流戦だけに普段とは違うことも起こり得る。

 その大和は「超変革」の今季、力強い打撃でイメージ・チェンジを図っています。12日には日本を代表する右腕・大谷との対戦も控えます。大和の出番が来れば、元気な姿を見せてほしいものです。