無念の敗戦の中で、智弁学園(奈良)の納大地外野手(3年)が再三の美技でチームをもり立てた。

 1点差に迫られた5回2死二塁では、左翼線の邪飛を懸命に前進して捕球。同点の7回1死三塁でも大きな飛球をつかんだ。試合後は真っ赤になった目で「悔いのない練習をしてきました。でも悔しくないといえばうそになります。きょうはしっかり落ち込んでへこんで慰め合って、新しいチームのサポートをしたいです」と前を向いた。