日大山形はどん底に落ちたことで、チームが変わった。2月の宮崎遠征で行われた日章学園との試合に0-9で敗れた。

 「相手はセンバツに選ばれなかったチームだと思い、自分たちに必死さがなかった」と斎藤史弥主将(3年)は振り返る。それから「どんなに小さなプレーでも丁寧にやり切る」ことを徹底。「今までやってきた成果を練習試合で感じている」。この日、行進練習で踏みしめた甲子園のグラウンドで、成長ぶりを見せつける。