東農大三は仲良しダブルエースで初の甲子園出場を狙う。最速145キロの本格派右腕・飯島一徹（3年）と、遊撃手との二刀流サイド右腕・井口真之介（3年）はクラスも同じで出席番号も前後。冬の自重負荷トレーニングではおんぶや手押し車のペアを組んだ。

1年春から登板する飯島に注目が集まるが、飯島は「2人でエースという感じ。信頼しあっている」と言い切る。井口も「2人がいたから、という存在になりたい」と力強く言った。打順も3、4番を担う2人がチームを引っ張る。

この日の抽選で初戦の相手は本庄東に決まった。今春県大会では準々決勝で花咲徳栄を倒し4強に進んだが、今夏も互いに勝ち進めば、準々決勝で夏4連覇中の同校と当たる。高広聖也監督（31）は「わくわくしています。選手にまた花咲徳栄さんと試合する経験をさせてあげたい」と意気込んだ。