筑紫台が166センチの左腕エース、丸林塁投手(3年)の完封劇で5回戦に駒を進めた。東筑紫学園打線相手に、キレのある直球と変化球を駆使して、5安打しか許さなかった。

公式戦初完封に「自分の投球がしっかりできました。直球がコーナーに決まっていたのが良かった」と白い歯を浮かべた。昨年春に左肘を痛めた影響もあってか、昨年夏は先発するも打ち込まれて初戦敗退。「体が小さい分、体を大きく使ってキレのある球を意識して練習してきました」。最後の夏はこれで3試合目だがすべて完投している。DeNA今永に憧れる体重59キロの小柄な左腕エースが、大きな仕事をやってのけた。