花咲徳栄、センバツ出場なるか「打ちたい」井上主将

  • 花咲徳栄・井上朋也(2019年10月20日)

<ドラフト候補生全員!? 会いに行きます>

第92回選抜高校野球大会(3月19日から13日間、甲子園)の出場32校を決定する選考会が24日、大阪市内で開かれる。午後3時に21世紀枠、続いて一般選考の出場校が発表される。関東・東京の6校目は、ともに今秋ドラフトのプロ注目候補を抱える昨秋関東大会8強の花咲徳栄(埼玉)と東京大会準優勝の帝京の2校が有力候補に挙がる。

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花咲徳栄の井上朋也内野手(2年)は、淡々とバットを振って吉報を待つ。昨年12月からは主将としてチームをまとめてきた。「今までは先輩たちが声をかけてくれていた。これからは自分たちがやらないと」。練習量が多い冬季練習を先頭で引っ張ってきた。

高校通算47本の長距離砲だが、本塁打は狙わず、安打の延長と位置づける。長打より、高い打率を残すことに重きを置く。練習から打ち損じがないよう意識。全体練習が終わり、寮で食事を取った後に再びグラウンドに戻り、夜10時までバットを振る時もある。

重さ1・2キロのバットを常に使用しているが、重量に負けず、芯に当たったライナー性の鋭い打球を連発する。花咲徳栄から5年連続でプロ野球選手を送り出している岩井隆監督(49)は「完璧主義者。プロ入りした選手たちよりも追求しようとする姿勢は強い。長打力は野村(日本ハム)より上で、チャンスにも強い」と高校通算58本のOBを挙げた。

昨年まで主に右翼を守っていたが、今春から三塁に挑戦する。守備で投手に声をかけ、状況に応じて守備位置を変えることで視野を広げる。内野手として主将として4番として、打つだけではなく、周りを見ることも多くなった。「4番がブレるとチームもブレる」と平常心を失わずに引っ張り続ける。

すでに2回甲子園を経験しているが、1勝、本塁打0と不完全燃焼な成績だった。全国の舞台で勝つことを目標にしてきた。「チームが勝つには自分が打たないと。センバツで打ちたいという気持ちが強いです」。闘志を燃やしながら、出場決定の一報を待つ。【湯本勝大】