大阪桐蔭が8強進出を決めた。初回無死一、二塁からプロ志望届を提出予定の3番西野力也内野手(3年)が先制の左前適時打。四死球も絡めて3点を奪い、早々に主導権を握った。

だが、中盤には四球やミスも絡み4回に2点、6回に1点を献上した。西谷浩一監督(50)は淡々とした口調で「まだまだ甘いところがいっぱい出た。『これではダメだな』という試合」。この日は準々決勝、準決勝の組み合わせが発表され、今大会の最終試合となる準決勝では履正社とぶつかる可能性がある。

4回に中前打、7回に左二塁打と猛打賞の西野は、履正社の存在がちらつく中でも「相手はあまり意識していません。全員で『最後、勝ちきって終わろう』と言っています」。夏無敗を目標に掲げた。