近江(滋賀)は、プロ志望届を提出した長谷川勝紀捕手(3年)の高校初アーチなど打線が10安打と奮闘し、7年連続で決勝に進出した。

2回に先頭で右越えソロの長谷川は「追加点を取ることが課題だったので、(この回の)1番の打者として取りたかった」と安堵(あんど)の表情。「3年生の応援のおかげです」とスタンドから支えてくれた仲間に感謝した。捕手としても2投手の完封リレーに導き、攻守で勝利に貢献。「どちらも100点満点でした」。3連覇のかかる決勝に向け「チーム一丸となって勝ちたい」と誓った。今秋ドラフト候補の土田龍空(りゅうく)内野手(3年)は4打数無安打。得意の守備で失策があり「(失策は)良い入りは出来たけどボールのスピードに詰まった」と反省した。