早実のエース田和廉投手(2年)が7安打2失点の完投勝利で2回戦突破に導いた。

1年夏からベンチ入りした右腕。しなやかな腕の振りから放たれる直球と、滑り落ちるように大きく曲がるスライダーを武器とする。この日は自己最速の141キロをマークし9奪三振。田和は「出来としては50点くらい。点を取られないことが目標なので」とあどけない笑顔を見せた。

視察に訪れた日本ハムの坂本晃一スカウトは「この代の東京の右腕では最高位。安定したストレートと腕の振りが良い。スライダーもかなり曲がってる。順調に成長してきている」と評価した。

4番一塁で出場した清宮福太郎主将(2年)は2打数無安打。2つの四球と二飛、右飛だった。