大阪桐蔭が序盤から猛攻だ。

1回1死二塁で3番の池田陵真外野手(3年)が中前に先制適時打を放ち、5番の前田健伸内野手(3年)も左中間適時二塁打で加点。幸先よく2点を刻んだ。2回は4番の花田旭外野手(3年)が中越えに2点適時三塁打をマーク。5点を奪って試合の主導権を握った。4回も前田の右翼線への2点適時打、松尾汐恩捕手(2年)の左翼への2ランで4点を追加。6回も4連打で3点を加えた。6回を12得点のコールド勝ちで16日の決勝に進出し、近大付と戦う。同校は3月のセンバツで智弁学園(奈良)に敗れ、同校初の春初戦敗退の屈辱を味わっていた。

西谷浩一監督(51)は「春の日本一になろうとずっと目指してやってきた。初戦で負けましたので偉そうなことは言えない。とにかく夏、日本一になるために、ということで、初戦敗退しているチームが言う言葉じゃないですけど、本気で夏、日本一になろうということで、毎日練習しています。技術の中に精神力も入っている。夏は1回も負けられない。しぶといチームを作ろうと、いま、やっています」と話した。