浦和学院(埼玉)が、7回コールドで初戦を突破した。森士監督は「前半に点を取れたことが大きかった。1試合でも多く公式戦を経験しながら、体力を取り戻していきたい」と話した。

2回に2度の3連打を含む打者一巡の猛攻で、5点を先制した。1死二塁、宮城誇南(こなん)投手(2年)が適時中前打を放ち1点を先制。「打撃は苦手なので、打ててうれしかった」と話した。

投げては、序盤は雨が降る中だったが6回を被安打6の5奪三振、1四球、1失点に抑えた。2年生ながら背番号1を着け「雨もあったけど、打線に助けられながら投げることができました」。準々決勝進出を決め「どのチームも強豪なので、どこまで通用するか試したい」と意気込んだ。

今年2月には野球部でコロナのクラスターが発生。県大会で優勝を飾ったが、その後は体力を戻すことを最優先に休養をはさんだ。森監督は「正直、まだまだ。春の大会はコロナ明けで目いっぱいだった。体力を戻さないといけない。夏に向けて、試合の経験をいかしたい」と話した。