土浦日大が先発山田奏太投手（2年）の粘り強いピッチングと、試合終盤での堅い守備で競り勝った。

山田は8回途中、6安打1失点でマウンドを河野智輝投手（2年）に譲った。小菅勲監督は「今日はピッチャーがよく粘ったと思います。これまでは四球を出すことが多かったんですが、今日は低めに丁寧に投げていました。代え時が難しかったんですが、8回のピンチで1点にしのいだのが大きかったですね」と、山田の力投をたたえた。

2点リードした8回裏、つくば秀英に2死一、三塁とされ、救援した河野が君付旺介内野手（2年）に左前適時打を許すも、左翼の太刀川幸輝外野手（1年）が判断よく一塁走者をサードで刺し、このピンチを1点でしのいだ。太刀川は「捕球する時に走者を視野に入れていたので、これなら三塁で刺せると思いました。送球を落ち着いて投げることができました」と、冷静に振り返った。

土浦日大が8安打、つくば秀英が7安打。6回まで両チーム無得点の緊迫した試合展開。1点を争う好ゲームだけに、土浦日大の太刀川が8回に見せた守備が勝利を大きく引き寄せた。