金光大阪が最大6点差を豪快に逆転勝ちし、09年以来、13年ぶりのセンバツ出場が有力になった。

4回に2者連続タイムリーで3点を奪い、土壇場の8回1死満塁で貴島琉惺内野手(2年)が三塁線を破る走者一掃の適時二塁打を放ち、同点に追いついた。さらに野選で勝ち越し。一挙4点を刻み、試合をひっくり返した。粘りの戦いで夏の甲子園4強の強豪を下した。横井一裕監督(46)も「コールド負けかなと…。力のないチームで古川と岸本のバッテリー頼みだった。2人以外が先頭に立ってくれてチームとして階段を上れたかな」と振り返った。

ここまで不振だった貴島は2安打5打点の大活躍。「6点目をとられた瞬間、コールドもあるかと思いました。でも、この場面で勝ちに行かないのは絶対にない。なんとか1点ずつかえしていって、勝ちにこぎつけた」と話した。同校は春夏通算3度の甲子園出場。近畿4強に進出し、晴れの舞台が決定的になった。