龍谷大平安は京都外大西の主砲封じに徹して、18年以来4年ぶりの夏の甲子園まであと1勝だ。

1点リードの5回2死三塁では西村に申告故意四球で勝負を回避し、失点しなかった。8点差の7回2死一塁でもストレートの四球。原田英彦監督(62)は「前の試合も大逆転している。彼に1本出たらチームが乗る。その芽を摘みたかった。勝利に徹して申告敬遠した」と説明した。序盤から果敢に走ってチーム8盗塁。「データを取った。走れるということ」。鮮やかな8回コールド勝ちで決勝進出だ。