入場行進の1歩目を踏み出す前に、花咲徳栄(埼玉)の生田目奏主将(3年)は心が震えた。
「ライトのところで待機しているところから、もうスタンドが高くて、近くて、お客さんがいっぱい入っていて。本当にすごい迫力でした」
緑の芝を踏みしめながら堂々と歩いた。大きな拍手もあった。17年の全国王者はタイブレークの激闘も経て、5年ぶりに甲子園へやって来た。「埼玉県代表として来たからには、県内の142チームの思いも背負って」。ライバル校の数がすんなり言葉に出るあたり、思いの強さがある。
初戦は大会3日目(9日)の第1試合で新潟産大付とぶつかる。「ミーティングもして、練習も相手を想定してやっています。初戦が一番難しいと思うので、本当に先を見ず、準備をきっちりして」。
そう言った後に少し間を置いて「初戦は絶対取りたいと思います」と目を強くした。【金子真仁】

