ヤクルト成瀬善久投手(29)が、西岡斬りを誓った。先発する今日31日の阪神戦(神宮)に向けて30日、神宮外苑で前日練習。開幕3連勝と勢いに乗る相手を前に「西岡さんと対戦できるのは楽しみ。あの人が打てば、盛り上がる。回の先頭だったりであの人を断ち切れば、勝機は出る。何とか打ち取りたい」と、ロッテ時代の先輩に対する警戒心を強めた。

 対策法は明言しなかったが、阪神の中日との開幕カードはビデオでチェック済み。「この球、配球で打たれるとか思いましたけど、打たれることは前提で、びびらずに投げたい」と自分の投球を徹底する。チームは、2連敗で開幕カードを負け越した。重要な本拠地開幕戦に向けて「ロッテ時代はオープニングゲームを投げていた。神宮での初戦は光栄なこと。次の先発投手に良い流れを持っていける投球をしたい」。先輩攻略で連敗を止めてみせる。