DeNAが敵将不在の巨人に完封負けを喫した。0-0の6回に無死一、二塁の絶好機を作ったが、クリーンアップが凡退し、相手の牙城を崩せなかった。今季本拠地初の巨人戦が黒星となった中畑清監督(61)は「6回の攻撃がすべて。そこで得点シーンを作れなかった私の責任。本当にすまないゲームをしてしまった」と悔しがった。

 試合前は優勢気配だった。原監督がインフルエンザに感染し、指揮を執らないと発表された。就任1年目の12年の春季キャンプ中にインフルエンザで休養を余儀なくされた中畑監督だけに「じっとしているしかない。4日間ぐらいは隔離される。治し方を教えてあげたいぐらいだよ」と気遣う余裕を見せていたが、試合は完敗。首位中日とのゲーム差は1・5に広がった。「明日、また全力で頑張ります」と切り替えを強調した。