コーチに「勝ち運と髪の毛がない」と言われた中日ラウル・バルデス投手(37)が10度目の先発でついに勝った。

 朝まで大雨に降られた地方球場のマウンドはぬかるみ、しかも相手は広島前田。さらに中4日での登板と、戦前の条件的には運がないように思われたが、前田も同じように序盤からマウンドの対処に苦しんだ。3-2の7回2失点で降板。リリーフに勝ちを消される不運もこの日はなかった。「うれしいね。このボールはしっかりキープしておくよ」と満面の笑みだった。10度の先発のうちクオリティースタート(6回以上自責点3以下)は9度。防御率2・65。不思議な負け運もこれでおしまいだ。