阪神さん、サービスし過ぎやって!? サヨナラ失策負けの次は、今季12球団ワーストの15失点負け。「日本生命セ・パ交流戦」。阪神はオリックスに屈辱的な大敗を喫し、借金2となった。3番鳥谷が2三振、4番マウロ・ゴメス内野手(30)は4打席連続三振。G砲は球審の判定にイライラするシーンもあり、反撃ムードさえなく、やられっぱなし。今日こそ、やり返してや!

 猛虎の抱えるフラストレーションを象徴しているような場面だった。4回、ゴメスが球審に詰め寄った。低めの速球を見逃したがストライクと判定されるとにらみをきかせ、にじり寄った。一触即発のムードに福留、平田ヘッドが間に入って制したが、イライラは爆発寸前だった。

 ゴメス これが野球だから。日本を代表する投手にいい投球をされた。(判定のことは)過ぎたことなんで切り替えてやりたい。

 試合後、ゴメスは冷静になって振り返ったが、3回にも2死一、三塁の場面で鳥谷が内角速球を見逃し、ストライクを判定されて三振…。鳥谷が珍しく不満そうな表情を見せた。マートンがスタメンから外れる中で頼みの3、4番に結果が出なかった。決定力不足にあえぐ打線にはイライラが充満していた。

 和田監督 そこ(3、4番)だけじゃない。全体的なことなんだけど…。金子も(今季)4試合目だから本調子に近づいている。それを想定してはいったんだけど。先制したんだけど、その裏の大量失点で、その後は続かない状態になってしまった。なかなか個々の状態が上がってこないな。

 相手先発の金子は今季4試合目の登板だった。故障明けながら徐々に本来のパフォーマンスを取り戻してきた球界屈指の右腕に手玉に取られた。不振のマートンをスタメンから外し、狩野を左翼で起用した。前日にサヨナラ失策を犯した柴田を中堅に入れたが結果的には福留の1発による1点のみ。4三振に終わったゴメスについて、指揮官は渋い表情で言った。

 和田監督 きわどいところを(ストライク判定に)とられて、常に追い込まれた状態で打席に立っている。最後はボール球にバットが止まらない。今ちょっと悪循環だね。

 今後の焦点はマートンをいつスタメンに復帰させるか。この日は代役狩野が2安打も、マートン欠場の2試合はチームとして打線の上昇気配が見えてこないジレンマがある。指揮官は今日以降の復帰に含みをもたせた。

 和田監督 (相手先発との)相性どうこうではないんだけど。すっきりさせた上で(スタメンで)いきたいと思っているけど。

 福留の先制弾の後に横山が自滅し、2番手以降の投手も失点を重ねた。両リーグワーストの大量15失点。パ・リーグ最下位を相手に大惨敗を演じ、借金は再び2となった。【鈴木忠平】

 ▼ゴメスの1試合4三振は自身ワーストタイで、来日5度目。同一試合4打席4三振は、14年8月22日広島戦(マツダスタジアム)に次ぎ2度目。また鳥谷は前日12日の第3打席から13日第2打席にかけ、プロ4度目の4打席連続三振。自己最長は、05年4月16、17日中日戦(ナゴヤドーム)の5打席連続。

 ▼阪神の1試合15失点は今季12球団最多。球団では、14年9月13日広島戦(甲子園)に17失点して以来。交流戦に限ると、05年5月20日ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)の16失点に次ぐ球団ワースト2位。14点差以上の敗北は、04年4月7日横浜戦(横浜)に0-17で負けて以来11年ぶり球団史上14度目で、交流戦では初となった。

 ▼阪神は今季交流戦で「最高勝率球団」となる可能性が消滅した。残り2試合に○○でも、11勝7敗で勝率6割1分1厘。現在2位のソフトバンクは今日14日の最終戦で●でも、阪神と同じ11勝7敗。阪神はソフトバンクとの直接対決で1勝2敗と負け越しており、規定によりソフトバンクが上位となる。