球宴MVPの次は…。阪神藤浪晋太郎投手(21)が今日20日巨人戦(甲子園)からの後半戦に向け、MVP級のフル回転を目標に掲げた。球宴は17日の第1戦で3回を完全投球し、MVPを獲得。「ラッキーだった」と謙虚に振り返った上で、後半戦初戦となる24日DeNA戦(甲子園)へ気合を入れ直した。

 「シーズンでも(MVPを)取れるに越したことはない。それだけの成績を残せれば、チームにとっても個人にとってもいいこと。藤浪がMVPだと言ってもらえるような成績を残せるように頑張りたいですね」

 チームは首位DeNAに0・5ゲーム差の3位。勝負の夏場は今まで以上にフル稼働する覚悟だ。今季は年間180イニング以上を目標に掲げ、84試合を終えた時点でリーグ3位の113回1/3。1試合平均7・08イニングでシーズン200イニングにも手が届きそうなペース。目標を上方修正して自らを奮い立たせた。

 「最低180イニングは達成したい。200を投げられれば、よりいい。そこに届くところにあれば、それだけいい投球を続けられたということなので」

 球宴では大阪桐蔭時代にバッテリーを組んだ西武森とプロ2度目の対戦に臨み、東京ドーム天井に当てられながらも一飛に仕留めた。オープン戦、球宴の対決を終え、次回は真剣勝負の舞台にも注目が集まる。

 「ぜひ対戦を避けたい打者ですけどね(笑い)。ファンの方が喜んでくれるのが一番。また対戦があれば抑えられるようにしたい」

 対戦が実現するとすれば最短で日本シリーズとなる。猛虎をV奪回に導き、シーズンMVPを獲得。日本シリーズでは森と対決-。全国の野球ファンがワクワクしてしまうシナリオだ。【佐井陽介】