楽天ドラフト2位の大商大(関西六大学)・吉持亮汰内野手(21=広陵)が、久しぶりの実戦で持ち味を存分に発揮した。明治神宮大会出場をかけた関西地区大学野球選手権大会で京都学園大(京滋リーグ)と対戦。1番打者として4打数2安打2得点と打線をけん引し、準決勝進出に導いた。

 ドラフト指名後初の公式戦に「ちょっと特別な感じがしました。でもあまり意識せずに入ろうと思いました」。1回の初打席。いつものようにバットをひと握り分ほど短く持ち、高め真っすぐをたたいた。「最初にいい形で入れたので良かった」。10月13日の秋季リーグ最終戦以来の公式戦の打席で快音を響かせると、武器であるスピードも加速。相手の失策で塁に出た3回に先制ホームを踏んだ。

 4回の打席では三塁線を破った。左翼手が回り込んで追い付く打球にも、俊足を緩めずに二塁に到達。さらには三塁をうかがう姿勢を見せた。「スピードは一番の武器。全勝して神宮へ行って、神宮で暴れたい」。プロ入り前、最後の見せ場。全国の舞台までスピードを緩めるつもりはない。