ソフトバンク東浜巨投手(25)が25日、12月に約2週間、単身で米国に渡り、筋力トレーニング合宿を行うことを明かした。場所はロサンゼルス近郊にあるメジャー関連施設。現地のトレーナーにメニューを組んでもらい、筋力トレに専念するという。

 「こっちにいると、どうしても甘えが出てしまう。沖縄に帰ってものんびりした雰囲気になってしまうし、自分を追い込むためにも1人でいくことにしました」

 春先から、今オフの米国での自主トレ計画を練り、川村1軍コンディショニングコーチの橋渡しもあって今回の渡米が実現。工藤監督からも「お前に足りないのは球威だ。球威を上げるには筋力をつけたほうがいい」とアドバイスされたという。現在の体重は80キロで「体をしっかり作って筋肉量を増やしたい」と、効果的な増量を狙う。

 今季は開幕こそ6番手で先発ローテ入りしたが、6試合1勝2敗の成績に終わった。それだけに来季にかける思いも強い。現地施設ではメジャーリーガーにも遭遇する可能性も高いという。東浜は異国の地で一流選手から刺激を受け、自らを追い込んで来季への体づくりに励む。【福岡吉央】