ソフトバンクが貯金30で前半戦を終えた。05年以来の大台到達だ。先発の千賀滉大投手(23)が8回を無四球無失点の快投を見せた。直球と変化球が抜群のキレを見せ、ロッテに三塁を踏ませなかった。「フォームが安定していた。四球がなかったのは評価できます」。

 今季から先発に本格転向。開幕から無傷の8連勝で、ローテーション投手の役割を果たしている。15連勝の日本ハムに猛追されているが、チームは動揺することなく、ロッテ相手に2試合連続の無失点リレー。工藤公康監督(53)は「チーム全体のつながりが30というすごい貯金につながっている。選手は想像以上にがんばっている。みんなに感謝です」と喜んだ。