後半戦も引き締めるで! 広島緒方孝市監督(47)が前半戦を総括した。87試合を52勝33敗2分けで終え、貯金19は堂々の首位。残った結果に対して選手やコーチ陣をほめた。後半戦のキーマンに福井と大瀬良を指名。投打のかみ合いやベンチの雰囲気に手応えを感じつつも、後半戦に向けて気を引き締めた。
前半戦最終戦は敗れたが、87試合で52勝33敗2分け。2位巨人との10ゲーム差で前半戦を終えた。とにかく投打がかみ合った。チーム打率、本塁打、得点はいずれもリーグトップ。さらにドジャースに移籍した前田の穴が懸念された投手陣も、防御率もリーグトップだ。指揮官が掲げる「投手を中心とした守り勝つ野球」が実行されている。
緒方監督 1人1人が目指す野球を理解してくれて、それが実現できている結果が今の成績につながっている。攻撃でも出る人、かえす人とそれぞれが役割を果たしてくれている。
日替わりヒーローが緒方カープの象徴だろう。開幕直後の天谷のサヨナラ打から始まり、磯村の決勝打、土生のプロ初安打、長打力を発揮する下水流、代打成功率の高い岩本らファームから上がってきた選手が結果を残している。選手層が厚くなり、激しい競争が好結果を生んでいる。指揮官は「力を発揮できる雰囲気ができている」と笑う。
後半戦は7月26日から6連戦が3週続く。さらに1週挟んで、再び6連戦が2週。指揮官はキーマンに福井と大瀬良を指名した。前半戦で奮闘してきた中村恭、九里、戸田、岡田らの存在もあるが夏場に向けて欠かせないピースだ。大瀬良は10日の2軍戦で8回途中2失点と好投。福井もウエスタン・リーグ8試合に登板して防御率2・72と安定感を取り戻している。
緒方監督 福井、大瀬良が加わって力を発揮してくれれば、安定した戦いにつながる。野球は投手が重要だからね。
25年ぶりの歓喜へ、注目度が上がっていることは百も承知。黒田の日米通算200勝も持ち越しとなり、全国の視線を集めている。2位と10ゲーム差の独走状態でも、指揮官は最後に語気を強めた。
緒方監督 ゲーム差や貯金には気持ちを向けない。後半だからといって気持ちを変えたら、今までやってきたことはなんなんだ、ということになる。とにかく1戦1戦やるだけ。
悲願へ向け、緒方カープの足元はまったく浮ついていない。【池本泰尚】



