広島が3連敗を阻止した7月31日のDeNA戦。ルーキー岡田明丈投手(22)にとっても、大きな一戦となったはずだ。月間16本塁打のDeNA筒香に真っ向勝負を挑んだからだ。

 1回の第1打席はカウント2-2から145キロ高めの真っすぐで空振り三振を奪うと、4回も同じカウント2-2から146キロの直球で左飛に打ち取った。ここまで11球中、9球真っすぐを投じた。

 1点リードで迎えた6回は2死三塁。一塁が空いている状況から歩かせても不思議ではなかった。だが、ベンチは動かず、石原も初球から内角にミットを構えた。「挑戦する気持ちでいった」と、ここでも思い切り右腕を振った。3球目で追い込むと、内角高めを狙った4球目はやや甘く入った。「三振を狙いにいったけど、コースが中に入ってしまった」と好調筒香に左中間を割られ、同点とされた。さらにロペスに勝ち越し打を許すと、味方の失策で失点。6回7安打4失点で降板となった。

 最後まで強気に攻めた新人右腕。緒方監督も「当たっているベイスターズ打線に弱気にならず、しっかり投げてくれた」と向かっていく姿勢を評価した。試合は終盤の打線の奮起もあって逆転勝ち。岡田にとっても、この日の経験は今後に生きるに違いない。