阪神青柳晃洋投手(22)が16日、プロ初の安芸秋季キャンプを満点フィニッシュだ。

 この日、投内連係ではバント処理のフィールディングや、けん制を入れる動作も機敏にこなした。いずれも、プロ入り当初から課題として指摘されてきたものだ。下手投げから繰り出す140キロ超の速球はシーズン後も球威抜群。ツーシームなど、変化球も安定する。この日、ブルペン投球を見守った金本監督が珍しく「ナイスボール!」と声を掛けるほどの充実ぶりだ。「自分のなかで技術面で、すごくいい練習になった」と手応えも十分。11月下旬からは台湾で行われるウインター・リーグに参戦。「もっと細かいところを修正できたらいい。実戦でしか学べないものを学びたい」と意気込んだ。