阪神が、新助っ人候補として獲得オファーを出していたエリック・キャンベル内野手(29=メッツ)と契約合意したことが19日、分かった。四藤球団社長は「正式には何も決まっていません。決まれば、またお伝えします」と話すにとどめたが、キャンベルの獲得にメドが立ったことで野手補強は一段落となる。

 球団は3年間主軸を張ったゴメスとの契約を解除し、強打の右打ち三塁手にポイントを絞って補強を画策してきた。有力候補だったロブ・セゲディン内野手(27=ドジャース)、元楽天ケーシー・マギー内野手(34=タイガース)との交渉を断念した後も粘り強く選定を続けてきた。金本監督は新助っ人補強について、「まだ報告は聞いていないけど、そう(いい方向で進んでいると)思うよ」と笑顔を見せた。V奪回へ、重要なパーツがついに埋まる。