広島野村祐輔投手(27)が8回、勝ち越し点を許した直後にマウンドを降りた。チームはそのまま敗れ、連勝は6でストップ。野村も7回1/3、2失点の好投も報われず2敗目を喫した。

 強力な楽天打線に真っすぐとツーシームを両サイドに投げ分け、カーブやチェンジアップで緩急を使った。だが、1点リードの5回は先頭のアマダーに甘く入った初球スライダーを左翼席に運ばれ、同点に追い付かれた。

 7回まで115球を投げ抜き、同点の8回のマウンドも志願して上がるも、1死一塁からペゲーロに左翼へ適時二塁打を浴びた。最多126球も勝利にはつながらず「チームが負けて残念な結果になった。いい投球はできたと思うけど、ただ(5回に浴びた)本塁打は初球を簡単に入り、甘くなった。反省しないといけない」と唇をかんだ。