広島が初回の5得点で主導権を握り、オリックスに3連戦3連勝を飾った。

 貯金を今季最多の17とし、リーグ40勝一番乗りとなった。試合後の緒方孝市監督(48)の談話は以下の通り。

 -初回の攻撃で主導権

 緒方監督 攻撃だね。初回に5点をとってくれたので。2点だけに終わらず、カントリー(エルドレッド)が打って、なおかつ安部の本塁打が大きかったね。打者一巡の攻撃になったしね。

 -安部は打率3割を割っていた

 緒方監督 あいつは数字を気にするところの選手じゃないんじゃない? 今年は、いいものを開幕から見せてくれてる。でもレギュラーであっても、こうやって波はあるからね。数字にとらわれていたら、自分の打撃を見失う。開幕からやってきたものをそのまま続けてくれればいい。結果だけを追わずにね。しっかり自分の打撃を1年間続けてくれればいい。そこからの調子の良しあしはこっちが見極めながら使っていくから。ただこういう内容を見せてくれれば、出場機会も増えてくるだろうしね。

 -今季はミスにつけ込む攻撃が出来ている

 緒方監督 たまたまかもしれないけど…。もらったチャンスと言うと失礼だけど、そういうところで、打者がしっかりと集中して捉えに行くという姿勢が結果につながっているんじゃない。裏を返せば、こっちもミスから失点して負けている試合はたくさんある。

 -岡田については

 緒方監督 彼には投げ終わった後にも話したし、ことあるごとに話しているけど。まあ成長の途中ということで。今日はその一言でおわっとこう。

 -ジャクソンは休養

 緒方監督 疲労とかいろんなことを考えて。今日は僅差の展開になっても、8回は中崎で行くと決めていた。

 -中継ぎ陣も踏ん張った

 緒方監督 交流戦残り3試合、もう一踏ん張りしてもらおうかな。