阪神ドラフト1位の大山が2戦7打点の大暴れだ。

 まずは1点を先制された直後の2回1死一、二塁。先発若松の外角への真っすぐを中前に運び、試合を振り出しに戻した。「ランナーをかえすことだけを思っていたので。(初球は)チェンジアップを振ってしまった。そこで切り替えられた。試合の中でそういうことができたんで、続けていきたい」。8回にも小熊からダメ押しタイムリーを放って2打点。前日は4号3ランなどプロ初の5打点を挙げており、連日の大活躍だ。得点圏は23打数9安打で、打率は3割9分1厘、打点も18と荒稼ぎ。チャンスに強い22歳に金本監督は「今日見たらヒット数と打点の割合がね、得点圏でよく打っている」とにっこり。だが大山本人は「1日1日必死にやるだけ」と引き締めた。貪欲にレギュラー奪取を目指す。