西武の主力牧田、野上、炭谷がFA権行使も視野に

 国内フリーエージェント(FA)権を保持する西武の牧田和久投手(32)野上亮磨投手(30)炭谷銀仁朗捕手(30)の主力3選手が、今オフでの権利行使を視野に入れていることが16日、分かった。

 3選手とも球団への愛着はあるが他球団の評価も聞いた上で、来季のプレー先を模索する意向とみられる。

 牧田はWBCの出場経験から、米大リーグでのプレーにも興味を示している。この日の試合後、「(メジャーへのあこがれは)あります。向こうでやってみたいという気持ちも(球団へ)伝えると思います」とし、「球団としっかり話をして決めていきたい」と話した。今後、球団とはポスティングシステムを利用してのメジャー移籍も視野に入れながら話し合う見込みだ。FA宣言した場合は競合が予想される。

 炭谷は今季、規定打席には未達ながら過去最高の打率2割5分1厘をマーク。今年はここ5年間で最少の104試合の出場にとどまり、正捕手として貢献できるチームを最優先に考える構えだ。

 野上は今シーズン自己最多タイの11勝を挙げ、菊池とともに1年間先発ローテーションを守りきった。プロ10年目を迎える来季に向け、他球団の評価を聞いてみたいという思いがあるとみられる。

 3選手とも西武への感謝は強く、残留も選択肢に入れ、FA権行使の最終決断を下すことになりそうだ。

 ◆牧田和久(まきた・かずひさ)1984年(昭59)11月10日、静岡・焼津市生まれ。静清工(現静清)1年時に下手投げに転向。平成国際大では日米大学野球で日本代表入り。日本通運を経て10年ドラフト2位で西武入団。11年はシーズン途中から抑えを務め、22セーブを挙げ新人王。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。今季年俸1億円(推定)。177センチ、85キロ。右投げ右打ち。

 ◆野上亮磨(のがみ・りょうま)1987年(昭62)6月15日、福岡県生まれ。神村学園で05年センバツ準V。日産自動車を経て08年ドラフト2位で西武入団。09年4月30日ソフトバンク戦でプロ初登板。13年に自身初の2桁勝利となる11勝。今季は9月23日オリックス戦でプロ初完封。自己最多に並ぶ11勝を挙げた。今季年俸5000万円(推定)。177センチ、74キロ。右投げ右打ち。

 ◆炭谷銀仁朗(すみたに・ぎんじろう)1987年(昭62)7月19日、京都府生まれ。平安(現龍谷大平安)から05年高校生ドラフト1巡目で西武入団。06年に高卒新人捕手では51年ぶりの開幕スタメンデビュー。ベストナイン(15年)ゴールデングラブ賞2度(12、15年)。13、17年WBC、15年プレミア12日本代表。今季年俸1億円(推定)。181センチ、93キロ。右投げ右打ち。