ロッテ「4番一塁」井上晴哉内野手(28)の豪快な1発も空砲に終わった。井上は同点の3回表2死三塁の場面で、日本ハム有原の152キロ真ん中直球をフルスイング。火の出るような当たりを左翼スタンド中段に突き刺した。「まっすぐに体が反応しました。しっかりボディターンで完璧に捉えることが出来ました」と今季4号の一時勝ち越し2ランを自画自賛した。

 だが2点を追う9回表2死一、二塁の好機に三ゴロに倒れ、最後の打者となった。試合後は「みんなが回してくれたのにもったいない。みんな僕のことを信頼して、前の打者の人たちが回してくれているので、その期待に応えたい。ぼくがどう殻を破るかですね」と話した。