西武は23日、歌手の渡辺美里が8月4日の日本ハム戦(メットライフドーム、午後6時開始)に来場し、試合前に君が代を歌うことを発表した。渡辺の来場は13年ぶり。

 当日は、7月20日から開催される「LIONS FESTIVALS 2018」の期間中。かつて、渡辺が同球場でコンサートを行った時に運行していた「臨時特急“MISATOトレイン”(池袋~西武球場前)」を1日限定で復活させ、社内で渡辺のアナウンスや楽曲を放送することが検討されている。また、球場内外で代表曲を流すなどして「美里一色」の1日とする。

 渡辺は「西武ライオンズ、40周年、おめでとうございます。1986年から20年間スタジアムでコンサートをやらせていただき、2005年の最終章から13年。40周年という記念すべき年に、お声がけいただき大変光栄です。屋外球場だった頃から今のドーム球場になるまで、ずっと夏のお天気とにらめっこしながら本番当日を迎えていたことを今でも鮮明におぼえています。1990年から西武鉄道の特急レッドアロー号を『MISATOトレイン』として走らせていただいたり、運行ダイヤを決めたいので早くセットリストを出してくださいと鉄道の方から言われたりと、球場スタッフ、鉄道スタッフの皆さんとともに歩んだ20年でした。今回国歌独唱という大役を仰せつかり、40周年のお祝いをしっかりと務めさせていただきます」と意気込みを語った。

 また、渡辺の楽曲にコーラス参加したことがある松井稼頭央外野手は「僕が最初、ライオンズに入った時に渡辺美里さんがこの球場でコンサートをされていたのをよく覚えています。そして縁あって渡辺美里さんの曲にもコーラスで参加させていただいたことがありました。個人的にも大好きな渡辺美里さんの力強い歌声を聴くことができることを今から楽しみにしています!」と話した。