ソフトバンクが首位西武との直接対決で逆転負けし連勝は7でストップした。西武のマジックは3となった。

連勝の勢いで6回に1度は鮮やかに逆転した。2点を追う1死満塁で8番甲斐が左中間へ逆転の走者一掃3点適時二塁打。工藤公康監督(55)は「よく打ってくれた。あそこは代打を出さないという決断だった」。捕手2人制の中、この日試合前も打撃指導した甲斐が期待に応えた。

1点リードを守るため石川、加治屋とつなぎ、8回2死一、二塁で秋山に対し嘉弥真を投入。この日無失点なら球団新となる32試合連続無失点となるはずだったが、甘く入ったスライダーをバックスクリーンへ。23号逆転3ランを許した。

残り12試合全勝、西武3連戦3連勝を狙ったが、初戦で黒星。連覇への可能性は、限りなく低くなった。工藤監督は「ここまで来たら勝つか負けるか。みんなで勝ちにいって負けたので、しっかり受け止めて次勝つんだと思って戦っていくしかない」と前を向いた。