ロッテ平沢大河内野手(21)が20日、浦和球場で自主トレを公開した。

黙々とバットを振り「監督から『今年は厳しくいくぞ』と言われた。昨年は打てなくても使ってもらっていたので、今年は『使わなきゃいけない』と思わせるような活躍をしたい」と4年目の飛躍を誓った。

本職が遊撃だが、昨季は1年目の藤岡が全143試合に出場。二塁は中村奨、三塁も鈴木が143試合に出場した。そのため平沢は主に外野手として112試合に出場。打率2割1分3厘、5本塁打に終わった。今季は新加入のレアードが左翼に挑戦する計画も浮上し、ドラフト1位藤原恭大外野手(18=大阪桐蔭)も加わった。内外野ともに門戸は狭く「試合に出られればどこでもいい」とまずは定位置確保を目指す。

打つしかない。井口監督は「育てようと思って試合に出してましたけど、2割ぐらいでは…」と当然の注文を出した。平沢も「打てなきゃ使ってもらえない。最低でも去年の数字を超えて、1年間1軍で戦えるように」と呼応。「今年は違うぞと見せられるようにしたい」と2月1日に行われる紅白戦に照準を定めた。本当の勝負が始まる。【久永壮真】