ソフトバンク東浜巨投手が開幕ローテを当確とした。

オープン戦3度目の先発で5回途中を自責1の2失点と好投した。今年の実戦では自身最長イニングを投げ、投球数88も最多。「自分が思っているボールをある程度操れた。やっと前に進めた試合だと思います」。キャンプ中に左脇腹を痛めた影響で調整が遅れたが、復調の兆しを見せた。

初回は浅村から3球で見逃し三振を奪うなど3人斬り。2回は味方の失策が絡み2点を失ったが、3回、4回は無安打投球だ。5回2死三塁となったところで、予定の球数が近づき降板した。工藤監督も「徐々に上がってきているというのは確認できた。(開幕ローテに入る可能性は)高そうです」と安心顔を浮かべた。

次回は開幕前最後に、3軍交流戦で調整を予定。2カード目の初戦、4月2日オリックス戦を目標に、千賀との2本柱として期待される。東浜は「だいぶ進歩したけど、ぼくはそこでいい選手ではない。求められているところはもっと高い。こうやれば良くなっていくという方向性は見えた」。開幕へ向け、もう1つギアを上げていく。【山本大地】