オリックス高卒5年目の佐野皓大外野手(22)が起用に応える活躍で存在感を示した。

21日の中日戦に、左腕対策で西浦に代わって1番中堅でスタメンに抜てき。1点を追う5回1死一塁、中日ロメロの外角高め152キロの直球を右中間に運び、1軍初打点となる適時三塁打を放った。

田口野手総合兼打撃コーチから「(2打席目まで)開きっぱなしになっているのから閉じてみたらどうか」とアドバイスを受け、「フォームを変えて、コンパクトに打てました」と振り返った。

50メートル5秒8の快足を発揮した。続く福田の打席で「ギャンブルスタートだった」と前進守備をかいくぐり、二ゴロの間に一時勝ち越しのホームを踏んだ。佐野は14年ドラフト3位で投手として入団。17オフに育成契約となり、野手に転向した。昨年7月末に支配下登録され、足を生かすため両打ちに挑戦。春季キャンプ途中から1軍に昇格し、ここまでオープン戦で6盗塁を記録している。苦労人が持ち味を発揮し、アピールを続けている。