中日の本拠地ナゴヤドームが9日、一般社団法人照明学会が主催する「第37回(19年)日本照明賞」を受賞したことを発表した。

受賞理由には、「中日ドラコンズ」の本拠地だけでなく、コンサートや展示会などさまざまなイベントでも活用されていて、プロ野球で使用するために必要で機能的な照明と省エネ性の向上を図っていること。また、試合での応援時やイベントに必要な演出照明を創造する体験型照明であることも評価された。技術的にも、ドーム球場として日本初のフルカラー照明も含めたドーム全体で光の演出が可能で、これら照明を映像装置と連動させることで、光と映像、音響を融合させた演出を可能としていることも注目された。機能面でも野球試合でボールの視認性の良さ、LED照明を採用し、電気消費エネルギーの半減に成功していることも受賞理由の1つになっている。