ロッテが総力戦で3位タイに浮上した。

延長11回、代走で途中出場した岡が四球で出塁すると、6日ぶりに先発出場した吉田が犠打を決め1死二塁。最後は8日に昇格したばかりの代打高浜が、今季初打席で決勝の二塁打を放ち終止符を打った。井口資仁監督は「(岡)大海もいい形で先頭の仕事をしてくれたし、吉田もしっかり送ってくれた。ピッチャーもよく頑張ったし、ハマ(高浜)もいいところで打ってくれた。1点差のゲームで勝てるようになってきた。底力がついたと思う」と手応えを口にした。

打線の組み替えも功を奏した。前日8日に11安打12得点を奪いながらも西武先発榎田との相性を考慮し、下位打線を変更。7番に起用した清田が3安打を放てば、8番吉田、9番三木もともに安打を放った。これで開幕カードの3月30日以来の勝率5割としたが、井口監督は「通過点なんでまだまだこれから」。8日の勝利まで、昨季から1分けを挟み9連敗中だった天敵西武に勝ち越した勢いそのままに、福岡へ乗り込む。