西武が約2年ぶりの5連敗を喫し、最下位転落の危機に立たされた。先発今井達也投手が初回から4四球と制球に苦しんだ。

2回り目の3回につかまると、5回までに8失点。完封した前回登板から中5日で臨んだが、薬指を切って出血するアクシデントもあり、一転して炎上での降板。今井は「いいときと悪いときの差が激しい。ブルペンでよくても試合で投げられなければ意味がない。実力不足」と自身を責めた。

今季初めて森を3番に起用するなど組み替えた打順も、大量失点に負の連鎖を起こした。6試合連続スタメン変更というテコ入れも実らず、今季2度目の無得点に封じられた。辻監督は「(打線の)つながりがよくなればと思ったけど。明日からは落ち着いていきます」と開幕オーダーに戻す可能性を示唆した。17年7月以来の5連敗で借金4はワースト。最下位オリックスに0・5ゲーム差に迫られた。