バースデー登板となった楽天石橋良太投手は、28歳の誕生日を白星で飾ることはできなかった。

自己最長7回を投げて6安打2失点の好投も、援護なく3敗目。「誕生日はどうでも良かった。チームとしてカードを勝ち越したかった」と悔しさをにじませた。

2回に巨人若林にプロ初打点となる先制適時打を許したが、最速150キロの直球に得意のカットボールやシュートなどを交えて安定感ある投球を披露。悔やまれるのは、同点で迎えた6回。坂本勇を見逃し三振、阿部を一飛に打ち取って2死とした後、岡本に初球の直球が甘く入って決勝弾を浴びた。

平石監督は「(6回は)2アウトランナーなしで長打だけは、絶対に避けないといけない。バッテリーとして、少し不用意だった」と指摘した上で「試合をしっかりつくってくれた。7回を投げてくれたのは大きかった」とねぎらった。