日本ハムのドラフト1位、吉田輝星が1軍に合流し、思い出の聖地に凱旋(がいせん)した。

昨夏の甲子園大会では金足農(秋田)を率いて準優勝。雨にぬれたグラウンドを見つめ「1年前なのに、結構時間がたったような気がする。懐かしい。また、ここでやれたら」。あいにくの天候で、練習は室内練習場となったが「甲子園で練習だけでも出来たので、すごくうれしい」と、笑みを浮かべた。

先輩ばかりの中、18歳の右腕は緊張気味だったが「清宮さんがいると、やっぱり一番安心します。あいさつに行ったら『やっと来たか』って」。2軍生活で親しくなった清宮の姿を見つけると、表情が和らいだ。

12日のデビュー戦へ向け、栗山監督から「自分の投球を思い切って見せて欲しい」と激励を受けた。「自分らしくベストの投球が出来れば」と、待望の晴れ舞台へ気持ちを高めた。