西武中村剛也内野手(35)がプロ野球史上20人目となる通算400号本塁打を放った。延長11回1死の第5打席にオリックス増井からサヨナラ本塁打で決めた。

お立ち台では「(打席では)はっきり言うとなんも考えてなかったです。久しぶりに芯に当たったんで『入るかな』と思いました。シーズン入る前からあと15本だったんで本当はもっと早く打ちたかったですけど、なかなかホームラン出ないときもあってここまで時間がかかりましたが、ほんとに打てて良かった。400号打てましたけど、まだまだもっとホームランは打てると思いますので、より一層努力したいです」とファンへ本塁打量産を約束した。

プロ18年目での到達で、西武の生え抜き選手では初めての快挙となる。

残り15本で今季開幕を迎え、先発ラインアップに入って出場を続けてきた。「5月に達成したいなと思っていた。6月には決めたい」と口にして迎えた自身15回目の交流戦で5本を放ち、一気に加速。残り2本の時点では「あと2本か~。あっという間に終わる可能性もある。でも1カ月出ないときもある。ホームランは出るときは出るし、出ないときは出ない」と、6度の本塁打王になった男らしい表現で本塁打の難しさを語っていた。