ソフトバンク千賀が痛恨被弾 打線も沈黙、援護できず

<ロッテ3-0ソフトバンク>◇23日◇ZOZOマリン

最少失点でこらえてきたソフトバンク千賀滉大投手(26)が8回に力尽きた。1死二塁。井上に右翼ポール際へ21号2ランを運ばれて交代を告げられると、ベンチでグラウンドへ背中を向けた。天井をしばらく見上げ悔しさを押し殺した。

6四死球と制球に苦しんだ。「あれだけ(5度)回の先頭を出して、よくあれで済んだ。初回は全力で入って、2回からしっかり試合をつくろうと思ったがボロが出た」。言葉通り初回、1球目にいきなり158キロを出したが、2回にレアードの犠飛で先制を許した。前回17日西武戦では自己ワーストの1イニング9失点。そこから今季3度目の中5日でのマウンドで、6敗目もエースの意地は見せた。「悪いなりには。今日をきっかけにまた浮上できるようにしていきたい」と、前を向いた。

打線は奮闘した千賀を援護できず、今季8度目の0封負け。そのうちZOZOマリンでは3度目だ。工藤監督は「千賀はすごく気合が入っていたし何とか援護したかった。ボルシンガーの低めのナックルカーブの見極めに苦しんだ」と相手先発をほめるしかなかった。ロッテ戦は6勝13敗となり、13年以来6年ぶりのシーズン負け越しとなった。

指揮官は「負け越しイコールシーズンで勝てないというわけではない。今は目の前の試合を勝っていくことが大事」と強い口調で気持ちを切り替えた。この日4位に浮上したロッテと3位楽天は2ゲーム差。ロッテには05年、10年とCSで下克上をされているだけに、残り6試合で苦手意識だけは払拭(ふっしょく)しておきたい。【石橋隆雄】

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  • 8回裏、井上に2点本塁打を浴びた千賀(撮影・中島郁夫)