名古屋大の「グラゼニ」松田、プロ野球で稼ぐ覚悟

<ドラフト候補生全員!? 会いに行きます>

<愛知大学リーグ3部B:名古屋大3-2南山大>◇14日◇第3週1戦目◇大同大元浜グラウンド

愛知大学リーグ3部の名古屋大の異色投手がまた快投だ。松田亘哲(ひろあき)投手(4年=江南)が14日、南山大戦(大同大元浜グラウンド)で2失点(自責0)完投勝利を挙げた。開幕5連勝で松田も3連続完投で評価を上げている。

黒縁めがねの左腕は野球漫画「グラゼニ」の凡田夏之介そっくり。「よく言われます」。実はめがねは童顔隠しと知的なキャラ作りで着用。「いかにも」な外見から放つ最速148キロの球威、スライダーの威力のギャップは魅力だ。

中学まで軟式野球をしたが高校はバレーボール部。野球への情熱が再燃し大学で硬式デビューすると入学時の120キロからぐんぐん成長した。「リベロだったので打球処理はめちゃくちゃ得意です」。この日は5球団17人のスカウトが来場。7人体制だった西武の潮崎編成グループディレクターは「足腰がしっかりしていて、伸びしろを非常に感じる」と高評価。同大からプロが出れば旧帝大では東大、京大に続く3校目だ。

進路はプロ1本。「いい企業に行けば年収1000万円。プロ野球で失敗すれば名大の名前は使えないから500万円。でも安全を選んだら後悔すると思った」。指名漏れしても独立リーグなどでプロにこだわる。「もう野球だけです」。グラウンドに落ちている銭を本気で拾いにいく。【柏原誠】

その他の写真

  • 2失点完投勝利した名古屋大・松田亘哲(撮影・柏原誠)
  • 味方の好守に喜ぶ名古屋大・松田(撮影・柏原誠)