11月開催のプレミア12に出場する侍ジャパンに追加招集された巨人大竹寛投手(36)が、世界の強打者たちを宝刀で仕留める。

26日、川崎市のジャイアンツ球場でキャッチボールなどで調整。27日の代表合宿合流へ向け汗を流した。

昨季は2試合の登板に終わったが、右打者の内角をえぐるシュートを武器に、今季から転向したリリーフで32試合に登板。4勝0敗8ホールド、防御率2・77と安定した成績を残し、ブルペンを支えた。

代表入りは12年親善試合キューバ戦以来7年ぶり。「シュートというボールが自分の生命線ではあるので、それを生かして抑えて行ければいいかなと思います」と自らのスタイルで戦い抜く姿勢を崩さない。昨オフの契約更改で「正直クビを覚悟していた」と口にするほどだったが「(代表入りは)光栄なこと。胸張って言えるほどはないんですけど、1年間必死にやってきて、1軍にいさせてもらえた。自分だけの力じゃないので、環境だったり支えてもらった人に感謝して、野球ができる環境にも感謝してやっていければなと思います」と周囲の支えに頭を下げた。